マンションの管理人(管理員)が、「良い」「悪い」「当たり」「はずれ」など、住民の声をよく聞くことがあります。

人によっては、

  • この管理人つかえない?
  • 仕事しない?
  • 働かない?
  • 辞めさせる?

といったことを考えるケースもあります。

管理人に、仕事を頼んでも、全てをしてもらえる訳ではありません。管理人は、管理委託契約に基づいて業務を行っているので、頼めること、頼めないことがあります

 

管理人に”非”がないケースもある!?

管理人に対して、「当たり」「はずれ」というのは、住民の正直な感想だと思います。しかし、依頼した業務や期待している業務が、管理人の仕事の範囲を超えている場合もあるので注意が必要です。

 
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管理人は、「管理委託契約」に基づいて仕事をしている!?

管理人が行っている仕事内容は、基本的に、管理人が自分の石で決めて行っている訳ではありません。管理組合と管理会社の間で、交わされている「管理委託契約」に基づいて業務を行っています

業務委託契約以外の仕事はする必要がない!?

管理人が、「管理委託契約」に基づいて仕事をしているので、原則的に、契約外の仕事はする必要がありません。

管理人は、どんな「頼みごと」は、断れるのか?

例えば、駐車場から自動車を出す時に、後ろを人や自転車、自動車などが通過しないか?見ておいてほしいと管理人に頼んでも契約以外の業務なら手伝う義務はありません。通常、管理人は、このような依頼には応じないのが普通だと思います。

以前の管理人は、手伝ってくれたと言う場合は、以前の管理人が、個人的に行っていたことだったということです。

 
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管理人がしてはいけない事もある!?

管理人は、委託契約以外の業務はする必要がありませんが、逆に、管理人が立ち入ってはいけないこともあります。

住民同士のトラブルには立ち入れない

マンションの住民同士のトラブルを、管理人が仲裁した場合、これは「越権行為」になります

トラブルの仲裁依頼があったら、管理人はどうするのか?

住民同士のトラブルの場合、管理人にトラブルのクレームが届いたら、管理人は、理事長に報告するだけです。

報告されたクレームは、知事会が判断するのがルールです。

管理人が、してはいけない親切があることを知る!?

マンションの住民のトラブルへの介入のように、「管理人がしてはいけない親切」というのがあります。このような管理人ができないことを期待して、お願いするが、聞いてもらえないので「あの管理人、はずれだ!」というのは、実は、気の毒なことなのです。

 
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一般的な管理人の仕事の範囲とは、何か?

まずは、一般的なマンションの管理人(管理員)の仕事内容、業務の範囲について理解しておきましょう。もちろん、マンションによって、違いはあると思いますが、ここでは、マンション管理人の5大業務というものを紹介しておきます。

管理人の5大業務

管理人の5大業務は、下記の通りになります。

  • 受付業務
  • 点検業務
  • 立ち合い業務
  • 報告連絡業務
  • 管理補助業務

受付業務

受付業務とは、「マンションの訪問者や居住者の応接」「留守宅の宅配便や郵便物の受け渡し」「入居や退去時の所有者の名義の変更や各種届出書類の受理」などになります。

点検業務

点検業務は、1日1回以上、敷地内や外を巡回して、「建物や設備の損傷、汚れの確認や作動状況の点検」「照明の点灯や消灯、電球交換の必要性などの点検」「敷地内に、違法駐車、不審者、不審物がないかのパトロール」などを行います。

立ち合い業務

立ち合い業務は、「マンション内の共用施設の保守点検を行うときの立ち会い」「清掃業務、ゴミ収集時の立ち合い」「共用部分の修繕工事の時の立ち合い」などがありますが、忙し溶きは、作業後の確認になります。

報告連絡業務

報告連絡業務は、「管理組合が作成した文書の掲示や配布」「事故や火災、震災などが発生した時の緊急時の連絡」「居住者間のクレームやトラブルがあった時の報告」などを行います。

管理補助業務

管理補助業務は、「防火管理業務の補助」「管理費や終戦積立金などの未収金に関する督促業務の補助」といったことを行います。

管理人に頼めるのか?と思ったら「相談」しましょう!?

何かしらトラブルや問題、悩みがあった場合は、まずは、管理人に相談するのは良いと思います。ただし、管理人の出来仕事、できない仕事があるので、そのあたりを意識して、まずは、管理人に相談すると良いです。

その上で、管理人ができない業務なら、管理人から管理組合の理事長に報告してもらうなど、管理人には無理がないように気を付けてあげるのが大切だと思います。

 
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管理人との付き合い方はマナーを大切に!?

管理人との付き合い方は、下記の一覧を参考にすると良いです。

  • 会ったら挨拶しましょう
  • 管理委託契約以外の仕事はしない
  • 依頼主だからと言って、エラそうに命令口調で話さない
  • プライベートのつき合い控えるのが無難
  • 管理委託契約内の業務に不履行があった場合は、マンションの理事会を通じて抗議する


管理人も人です。自分がされたら嫌なことはせずに、お互いに気を使い、良い関係を築くことができれば、もしもの時に、管理人も親切にしてくれるというものです。
 

まとめ

管理人にも、できること、できないことがあります。これは、業務委託契約によって、契約によって管理人が仕事をしているからです。

また、管理人は、管理会社の下請け、孫請けの派遣会社から来ていることも多く、決して高い給料がもらえている仕事という訳ではないです。

あまり無理を言ったり、そっけない態度をとるよりは、お互いに、良い関係が築けるように接したいものです。

 
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