• マンションのコミュニティの重要性とは?
  • どのように形成すれば良いのか?
  • 効果的に形成する方法とは?
  • 催し物を行う場合の例とは?
  • クラブやサークルを活用する例とは?

マンション管理組合の理事長になった、理事や役員になった場合には、いかにマンション管理をスムーズに行うのか?といった場合、マンション内でのコミュニティーの活用が重要になります。

ここでは、マンション内のコミュニティーの重要性や、どのようなコミュニティーを形成すれば良いのか?管理組合の理事長や理事に参考になる内容をまとめています。

 

管理組合のコミュニティ形成の重要性とは?

マンション管理組合の役員や理事になると「マンション内のトラブルや問題」に直面することがあります。このマンション内のトラブルや問題は、住民同士の付き合いがあれば、日常的な問題もトラブルになる前に防げる可能性が高まります

住民同士がお互いを知りあうために、マンション内のコミュニティ形成が重要になります。

 
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コミュニティーを形成するメリット

マンション内に、住民同士が知り合えるコミュニティーがある場合のメリットとして、

  • 住民同士の日常的な問題がトラブルになるのを防ぐ
  • 大規模修繕工事など、大きな問題での合意がとりやすい
  • マンション管理組合の運営が行いやすい
  • 災害時・事故時など、住民同士が助け合いやすい
  • 一人暮らしの高齢者に声をかけやすい(孤独死の予防)
  • 犯罪防止にもなる


といった点が考えられます。

住民同士の日常的な問題がトラブルになるのを防ぐ

例えば、マンションの隣近所の住民の部屋から子供の泣き声がする場合、まったく知らない人ならイライラしますが、よく知った子供になると、それほど嫌な気もしないものです。このように、隣近所の人と親しくしていれば、日常的な問題がトラブルにまで発展しない可能性が高くなります。

大規模修繕工事など、大きな問題での合意がとりやすい

大規模修繕工事を行う場合には、それぞれの人の意見がぶつかり、なかなか意見がまとまりにくケースがあります。しかし、マンション内の住民同士が仲良く、付き合いがある場合は、お互いに納得して、どのような工事をするのか?話がまとまりやすくなります

マンション管理組合の運営が行いやすい

管理組合の理事や役員にならない限り、マンション管理組合のことは気にもとめていない人は多いと思います。しかし、マンション内のコミュニティーが活発になり、住民同士が、お互いに交流する機会ができれば、知った顔の人が理事になれば、協力する気にもなるものです。これは、将来、自分が理事になったときにも、周りの人に助けてもらいやすい環境になるということも想像できると思います。

 
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災害時・事故時など、住民同士が助け合いやすい

災害や事故など、大きな問題が起こった時に、知っている人と知らない人とでは、とっさの助け合いがスムーズにできるのか?と言った点でも差が出る可能性があります。また、災害時、住民同士が知り合いであれば、お互いの安否確認もスムーズに行えます。もしも、一人暮らしの高齢者が、部屋に閉じ込められていても、周りの住民が気付いて助けに行ける可能性も増します。

一人暮らしの高齢者に声をかけやすい(孤独死の予防)

住民同士が仲良くなると、どの部屋に、誰が住んでいるなども把握でき、廊下ですれ違った時にも挨拶が自然とできるものです。普段、よく廊下などですれ違い、挨拶していた人が、久しく会わなくなった場合には、病気やケガで寝込んでいないか?管理組合や管理会社に相談し、確認してもらうことも可能になります。

犯罪防止にもなる

マンションの住民同士が、誰が住んでいるのか分からない場合には、空き巣狙いの泥棒が、マンションの敷地内を徘徊していても気がつきません。しかし、住民同士が知り合いであれば、知らない人が徘徊していると、意識して軽快できるので、結果的に、犯罪者を遠ざけることにつながります。

 
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上記の通り、マンション内で、しっかりとコミュニティ形成ができていれば、マンションで起こる可能性がある問題やトラブルを予防する効果が期待できます。

また、自分がマンション管理組合の理事になった時も、住民同士で協力し合い、理事会が運営しやすくなるメリットもあります。
 

どのようにしてコミュニティーを形成するのか?

ここからは、マンション管理組合として、どのようにしたら、マンション内で、コミュニティーの形成ができるのか?具体的な参考例を紹介します。
 

「催し物やイベント」を活用する

マンション内でコミュニティーを形成する場合には、マンションに住んでいる人の年齢層を考慮した催し物やイベントを開催するといいです。

まずは、毎年、恒例のイベントを活用しつつ、新しい催し物などを企画していくといいです。

「消防訓練・避難訓練・防災訓練」を活用する

年に1度は、消防署の指導のもと、「消防訓練」「避難訓練」を行っている場合、毎年、同じことを行っていると、どうしても参加者は少なくなります。

子供が多いマンションの場合

例えば、小さな子供が多いマンションであれば、事前に消防署と打ち合わせをして、

  • はしご車の体験
  • 煙の体験
  • 地震の体験


などの、子供が興味を持つイベントを企画するといいです。

高齢者が多いマンションの場合

高齢者が多いマンションの場合には、もしも、地震などの大災害が起こった時には、管理組合の対応が何かと大変になるので、

  • 安否確認の訓練の体験
  • 高齢者の救助の体験
  • 広域避難場所までの避難の体験


といったイベントを実施しておくと、高齢者も管理組合も、安心ですし、もしもの時に、スムーズに対応が取れます。

住民同士が会話できる機会を作る

「消防訓練、避難訓練、防災訓練」を行う場合でも、実際に、訓練などを体験するのも大切ですが、その後、「炊き出し」「非常食の試食会」のように、住民が集まって食事ができる環境をつくるのは、コミュニティー形成には重要なことです。

「消防訓練、避難訓練、防災訓練」の間は、住民同士がぎこちない関係であったとしても、一緒に食事をすることで、打ち解けやすくなると思います。また、

イベントや催しモノは、食事会をセットにする

一緒に食事をするなど、住民同士が、話しが出来る環境をセッティングすることで、自然とコミュニケーションがとれ、互いの心の距離が近くなりやすいと感じます。

 
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催し物・イベントの例とは?

実際に、マンションの催し物、イベントの例として、どのようなモノがあるのか紹介します。

  • 総会後に、会議室で懇親会
  • 総会の後、マンション内の公園でパーティー
  • フロアごとでの食事会
  • 焼肉パーティー
  • フリーマーケット
  • 防災訓練の後の炊き出し・非常食の食事会
  • 防災訓練時に、避難所まで皆で移動
  • 納涼祭
  • 花火大会の日に、屋上でビアパーティー
  • クリスマス会
  • 餅つき大会
  • 魚釣り大会
  • 地域を散策するウォーキング
  • 共同で行う掃除や草刈り


上記のように、マンション内でも色々な催し物やイベントの企画ができます。

住民同士が集まり、お互いにお喋りできる機会を増やすことで、互いの人柄に触れることで、付き合いがスムーズにいくことで、トラブルや問題の防止にも役立ちます。

「クラブやサークル」などを活用する

マンションによっては、クラブやサークルを管理組合が推進してみるのも1つの方法です。

具体的なクラブ活動・サークル活動の例

  • カラオケクラブ
  • 囲碁愛好会
  • 将棋愛好会
  • 菜園クラブ
  • 絵画愛好会
  • 俳句・川柳愛好会
  • 写真クラブ
  • 日曜大工クラブ


上記は例ですが、カラオケや囲碁、将棋など趣味がある人は、曜日や日付を決めて、マンションの集会場を使ってもらうのも良いと思います。

また、仕事で写真や大工をしていた人などがマンション内にいれば、その人を中心にサークルやクラブを作ってみるのも良いと思います。
特に定年退職した人が多いマンションなら、退職後の趣味のひとつに、カラオケ、囲碁、将棋、菜園など、取り組みやすいと思います。

管理会社を活用するのが大切

イベントや催し物、サークル、クラブ活動など、マンション管理組合だけで取り組むのは大変なケースもあります。そのような場合は、管理会社に相談するといいです。

マンション管理会社によっては、

  • マンション内のコムユニティ作りの支援ができる
  • 防災に関する提案ができる
  • イベントの開催


などを支援できる体制を持っているところもあります。

また、他のマンションで、どのようなことをすると効果的であったのか?といったことも聞けるかもしれません。

イベントや催し物が得意な組合員がいれば問題ないと思いますが、そうでない場合は、管理組合だけで取り組むと大変なので、まずは、管理会社に相談してみることをオススメします。

 
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まとめ

マンション管理組合のコミュニティー形成は、イベントや催し物、クラブやサークル活動を行うのが効果的です。

しかし、いかにマンションの住民に参加してもらえるのか?といった企画力も必要になります。

その為、理事会で、理事長や理事が話し合って、良さそうな案がでない場合は、管理会社や、その他、イベントが得意な知り合いや友人など、できるだけ多くの人の意見を聞いてみると良いです。

管理組合だけで、何とかしようと、無理をし過ぎると、継続してイベントを開催することができなくなります。イベントや催し物は、1回、2回で終わるのではなく、長年、継続して実施してこそ、効果を発揮するモノでもあります。

最初は、成功しなくても、回数を重ねることで、より良いモノにしていくといった、長期目線が大切だと思います。
 

 

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