マンション管理組合の理事･役員の仕事とは？どんな役割があるのか？

マンションの理事は、どのような仕事や役割があるのでしょうか？

初めて、マンションの理事になった場合、「実際に、どんな仕事をするのか？」不安に思う人もいると思います。

ここでは、マンションの理事になったら、どんな仕事や役割があるのか紹介します。

多くの業務の実務は管理会社が行う

マンションの管理は、「マンションの修繕や修理」「植栽の管理」「会計報告書の作成」「清掃」など、多義にわたっています。

理事だけで、マンションの管理業務の実務をすべて行うのは無理があります。その為、業務の一部は、管理会社に委託して代わりにやってもらいます。

[ads1]

理事会は、管理会社を管理するのも業務の１つ

マンション管理の実務の多くは、管理会社に委託しますが、まかせっきりで、理事がキチンとチェックをしていないと、どうしても管理会社の対応が低下する傾向があるので、日々、管理がキチンとできているのか？意識して管理する必要があります。

理事(役員)の役割の例

理事会での役割としては、

理事長
副理事長
会計
保安
修繕
広報
管理
渉外
企画

と言ったような役割が存在します。

それぞれの役割の詳細は、下記で個別に紹介します。

「理事長」の役割とは？

総会での議事録や印鑑を保管します。また、出費報告書や会計報告書など、マンションの管理業務の支払いの書類に目を通し署名捺印します。一般的に、理事会の議長を務めることも多いようです。

「副理事長」の役割とは？

副理事長は、理事長が病気やケガで、業務を遂行できない時に、理事長の役割の代理が仕事です。

「会計」の役割とは？

会計の担当者は、マンションの管理費や修繕積立金などのお金の出納、預金通帳の管理、運用などを行います。

「保安」の役割とは？

保管担当の理事は、マンション内の風紀や秩序、安全を守るのが仕事です。具体的には、マンションの敷地内や共用部分などの保全や保安、保守、清掃、ゴミ処理などを行います。

[ads2]

「修繕」の役割とは？

修繕担当の理事は、マンションの施設や備品の修理が必要な部分が無いかチェックし、共用部分の修理や長期修繕計画の作成、修繕工事への立ち会いなどを行います。

「広報」の役割とは？

マンション管理組合の広報の発行を行うのが広報です。その他にも、マンションの建て替え時などに、必要な情報収集や調査なども業務に含まれます。

「管理」の役割とは？

管理の担当の理事は、設計書や今までの修繕などの履歴情報を整理や管理をします。

「渉外」の役割とは？

渉外の理事は、自治会や官公庁であったり、近隣の町内会、周辺の他のマンション管理組合との交渉窓口になります。共用部分のマンション用の火災保険や損害保険などに関する業務も行います。

「企画」の役割とは？

企画の担当になった理事は、自治会での活動の一環として町内会と協力して祭りや防災活動などのイベントを企画をします。また、イベントを行う場合は、地域のコミュニティーに対する配慮も必要です。

理事会に参加する時に大切なこと

理事になると、理事会に参加する義務を負います。理事会に出席したら「自分の意見を言う」ことも大切です。理事会では、自分の意見を言う様に心がけましょう。

[ads2]

理事の仕事を順調に行うために大切なポイント

理事会を上手く回すためには、理事のそれぞれの役割、担当を、どう決めるかが大切です。その為のポイントは、それぞれの理事が得意な分野を担当させるのが、理事会の運用を効率的に行えるようになります。

理事長・副理事長に適した人

理事長や副理事長になる人は、理事会を代表することになるので、理事会をまとめる指導力や管理会社や住民との交渉力がある人がなると、マンションの管理業務が効率的に行えるようになります。

また、理事は、管理組合の総会や理事会で、多くの組合員の意見を聞き、調整して、意見のとりまとめを行う能力が欲しいところです。

さらに、会計係が作成した会計報告書を見たり、出費報告書などに署名捺印をし、書記が作成した議事録などに目を通しチェックする必要もあるので、特にリーダーシップが必要な重要な役割です。