- 管理費とは、どんなモノなのか?
- どんな用途・使い道の内訳は?
- 管理費が高すぎるので削減は可能か?
- 値上げにならないための注意点
マンションの管理費とは、どんなコトに使われているのか?
具体的に、どのような用途の使い道があるのか?管理費の使用の内訳から、高すぎるので、管理費の変更で、高いから削減は可能なのか?値上げしないための注意点なども紹介します。
マンション管理費とは?
マンションの管理費は、マンションの共用部分の維持管理に使われる費用です。
具体的な管理費の使い道は、
- 共用部分の維持・管理
- 共用部分の掃除費用
- 共用部分の設備の点検費用
- 共用部分の照明などの修理費用
- 共用部分の水道光熱費
- 管理組合で使う備品の費用
- 管理会社への業務委託費用
といったように「マンションの維持管理」「管理組合の運用」に必要な費用に使われます。
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管理費が高い・高すぎるので、見直す・変更する場合は?
マンション住民の高齢化などで、「マンションの管理費が高すぎる」「値下げできないか?」と言った要望を出す区分所有者もいます。
管理費を値下げするためには、余分な経費を削減するのがポイントですが、
具体的には、
- 管理委託費の見直し
- 損害保険の見直し
- 保守点検費の見直し
といった様な、無駄な費用の支出を抑える必要があります。
管理委託費の見直し
管理費で、一番、大きな出費になっているのは管理会社への委託費用です。管理会社への委託費用を削減するためには、
- 管理会社を変更する
- 管理会社との契約を見直す
- 管理会社に委託せずに、全てを管理組合で自主管理する
- 管理会社の委託を一部にして、他を自主管理する
といった方法での見直しを行う方法があります。
損害保険の見直し
管理組合が見直すことができる保険は、
- 共用部分の火災保険
- 施設賠償責任保険
- 個人賠償責任特約包括
- 地震保険
といった損害保険があります。
昔は、どの保険会社も横並びの補償内容、保険料でしたが、現在では、保険会社ごとによって保険料も大きく変わるので、補償を維持しつつ、保険料を安くすることも可能です。
マンションの規模にもよりますが、保険料が100万円、200万円など数百万円単位での削減も可能だそうです。
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保守点検費用の見直し
マンションの保守点検費用は、安全にかかわることなので、削減は難しいと思いますが、適正価格で、安心して任せれる保守点検業者を探す努力は、継続的に続けたいものです。
安いだけで選ばないのが大切!?
管理費の削減、値下げで、少しでも安くなるのは、誰もが喜ぶことです。
マンションの住民で、「管理費が高くて、もう限界だ!」という区分所有者がいたら、理事会で検討して、総会にはかることも出てくると思います。
そのような場合でも、「安い」といったことだけを見るのではなく、キチンとマンションの維持管理ができるのか?と言った安全面を最優先に考えましょう。
完全自主管理は、危険が一杯!?
マンションの管理費用を引き下げるためには、管理会社との契約を止め、自主管理を行うと、管理費を安く出来ます。
しかし、全面的に自主管理にした場合は、区分所有者の負担が大きくなりすぎる場合があります。
その為、理事会や総会で、よく話し合い、シッカリと検討しないと、「管理が大変すぎる」「管理が行き届かない」といったマンションになる可能性があるので慎重に判断する必要があります。
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管理費用とは?【まとめ】
マンションの管理費用は、マンションの生活費のようなモノです。
管理費で支払っているモノ
- 管理委託費・業務費
- 共用部分の水道光熱費
- 簡単な補修費用
- 簡単な点検費用
- 簡単な機器の交換費用
上記の通り、マンションの管理費は、日常におけるマンションの維持管理に使われます。大規模の修理や工事が必要になった場合は、修繕積立金を使ったり、臨時総会で支出の決議を取ることになります。
管理費をムダなく適正に使う方法
マンションの管理費を適正に使い、無駄に使わないためには、
- 管理会社への管理委託費が適正か?定期的にチェックする
- 清掃など、住民でもできるモノを委託しないで住民で行えないか検討する
- 損害保険が有利な商品がないか検討する
- 修繕積立金の貯蓄を安全で、有利な金融商品がないか調査する
- 改修工事を行うときは、必ず、複数の業者から見積もりを取り比較する
といったことを、常に管理組合が意識し、チェックし、無駄はないか?と言った点を意識した組合運営が大切になります。
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マンション管理費の平均的な相場とは?月額いくらか?
マンション管理費は、月額いくらが平均相場なのか?月々、実際にどれくらい管理費を支払っているのか?国土交通省「平成20年度マンション総合調査」に記載されていました。
具体的な管理費の月額としては、
管理費 |
割合(%) |
---|---|
~2,500円 |
0.20% |
~5,000円 |
1.80% |
~7,500円 |
5.40% |
~10,000円 |
9.70% |
~15,000円 |
26.60% |
~20,000円 |
22.60% |
~30,000円 |
12.90% |
~40,000円 |
1.30% |
~50,000円 |
0.30% |
50,000円超 |
1.20% |
~不明 |
17.90% |
上記の通り、全体でみると1万円~1万5千円の管理費を徴収しているマンションが一番多いようです。
平均の管理費が少ないマンションの傾向とは?
管理費が安い傾向があるマンションというのは、総戸数の規模が大きいほど、1戸1ヵ月あたりの総額の平均が低い傾向があると言われています。
まとめ
マンションの管理費は、マンションの維持管理をするのに大切なお金です。
ただし、無駄を省くことで、管理費を削減できる可能性があります。
無駄遣いを見直して、できるだけ管理費を安くして、月々の管理費を下げるか?または、修繕積立金に回すことで、大規模修繕を行うときや建て替え時に供えて、管理組合で貯蓄しておくことで、建て替えや大規模修繕を行うときに、追加での支出を抑えることも可能になります。
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