マンションに関する法律とは？【まとめ】マンション管理組合が知りたい法律・規約とは？

マンション分譲時の契約に関する法律

分譲マンションの購入契約をする時に関連する法律は、「民法」「宅地建物取引業法」の２つがあります。

購入時に気がつかなかったが、欠陥があった場合の損害賠償請求や保証期間など、契約での取引に関係する事柄について定められています。

マンションの建物や設備に関する法律

マンションの建物や設備に関する法律としては、「住宅品質確保促進法（品確法）」、「建築基準法」があります。

「住宅品質確保促進法（品確法）」は、新築マンションの住宅の基本構造に対して欠陥があった場合の保証期間などが定められています。

「建築基準法」は、建物の安全性を守るため、建物や設備などの最低限の建築基準が記されています。

管理組合や集会に関する法律

マンションの管理組合や集会に関する基本的な法律が記されているのが「区分所有法」です。

区分所有法（マンション法）は、マンションについての基本的な事柄を広範囲にわたって記されている法律です。

この法律は、昭和３７年に施行されていますが、現状に合わせたり、区分所有者のニーズにより、何度か改正が行われています。

 
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管理会社と管理組合に関する法律

マンションが増えるに従い、増えてきたマンションの管理組合と管理会社の間でもトラブルに対応した法律が「マンション管理適正化法」です。

マンション管理適正化法は、「運営の主体は、区分所有者と管理組合である点」、「管理会社の登録制」、「管理会社が管理組合に重要事項の説明を行う」といったことを記しています。

マンションの建て替えに対する法律

マンションの建て替えに関する法律としては「マンション建替円滑化法（円滑化法）」という法律が、平成１４年に作られました。

マンション建替円滑化法（円滑化法）は、古くなり危険になったマンションでも建て替えがスムーズに行えるように支援するためにできた法律です。

防災に関する法律

マンションの「安全確保」「防災設備」「災害に備えた点検」「火災予防」「防災体制の整備」「避難設備」などについては「消防法」で決められています。